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責任を取らない人々

 先ず、此の度の笹子トンネル崩落事故で、御亡くなりになられた方々のご冥福を御祈り致しますと共に、お怪我をなされた方々、また、その御家族の方々に、御見舞い申し上げます。


 さて、今日は言わせてもらいます。

 この様な事故や災害が起る度、会見が開かれ、3人程度のジジイが出てきて、他人面で形だけの謝罪と、上から目線の御託を宣う。

 今回もご多分に漏れず 
「○○○な点は反省し今後の課題としたい」
 等と見識を疑うどころでは済まない、責任放棄な一言が、管理会社のジジイの言分である。
 
 はっ?
 それで、亡くなった人は帰ってくるの?

 大抵の事故や災害での被害相当を、予め査定することは、当該組織の危機管理上の基本であり、程度の差こそあれ、どこも綱領は存在する。
 
 が、しかし、
 予算が・・・人員が・・・・・はたまた周辺事情も鑑みて・・・・・
 今まで何も無かったから、今回もOK!

 等と、戯けた寝言によって、喫緊の危機はなおざりにされてゆく。

 いざ事が起れば、日本の大多数の組織が行うリスクテイク、「責任総分配」によって、組織の誰もが責任者となり、特定の部署や人物への、責任集中を回避し、結果、事故原因や管理失態の根本を、隠蔽してしまう。

 本当は予測しておきながら、喫緊課題として取り組んでいたならば、避け得た事故災害を、御存知、「想定外の事態」という、伝家の宝刀をもちだし、ジジイたちが、どうもすいませんでしたと、薄毛頭を下げて、手打ちに持ち込む。

 そうして暫くの間は殊勝を装い、世間が忘れた頃に、また同じ事を繰り返す。

 こんな体たらくが罷り通るのだから、現与党と国有会社にとって最早、一般庶民の人命など、虫けら以下なのだろう。

 報道も、最初こそトンネルの天井全体が崩れてきた様な〜V時に崩れてきたに、目撃者のインタビューをシフトさせている。

 おかしくないか?


 多分、今回も明確な責任者は出てこないと想うが、
 その責任を取らない人々に問いたい。

 それで、亡くなった人は帰ってくるの?

 謝って済むなら警察いらねんだよ!とは、蓋し名言である。




 今回のトンネル崩落事故は、竣工より35年という経時のよる老巧も問題ではあるが、同様の事故に類似の如く、それだけが原因ではあるまい。

 どこかの馬鹿が事業刷新での淘汰は、今回の事故には繋がらないと、ツイで吠えているが、道路整備等の公共事業の削減は、日本のインフラを支える技術者や労働者の居場所を、狭窄させた事に、疑いの余地はない。

 仮に今回の崩落事故が、一ヶ月後の1/1日に、下り線で同時刻に起きたとしたなら、今回の惨劇を、遥かに超えた事態になる事は、最早想像に易い。
 官僚の制御にうとい、約束を守れない為政者の害悪化と、国有企業の杜撰な整備を要因として被る事態を、不運の一言で片付けるなら、生命の重さとはなんであろう?
 言い換えるなら、政体と失策で失ってよい命など、一つも無いのだ。

 反省して学ぶのは当然ながら、人は経験によらずとも、その優れた叡智と想像力で、災難を克服できるレベルに、進化出来る事を願って止まない。その進化こそ、事故災害で御亡くなりになられた方々への、ささやかながら、手向けになるのではなか。そう思います。
 
 
 
 




 
by mononofu009 | 2012-12-03 17:52 | 防災害