謙虚に日々精進


by mononofu009
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雪山で道迷い

 今冬は暖い。確かに下界におりますと然りでございますが、どうしてどうして、山では此の処、冬期の積算量の帳尻を合わせるが如きの降雪量があり、まだまだたっぷりと厳冬を味わえます。

 そんな雪山での御話にござる。

 
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 二月の後半、mononofu家は2年ぶりに、ある山に向かったでござります。

 歩き始めは良うござりましたが、次第に雪の量が・・・・

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 迷う事無く、アイゼンから和漢にチェンジでござる。

 ところで、此の山は人気があり、冬でも人跡が絶えぬものなのですが、この日に限って、前登者のトレースが・・・無い!皆無!!
 歩き出して2時間目辺りから、膝上ラッセルになったでござる。

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 もうすぐ日暮、足下の雪はさらに深さを増して行きます。
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(by紘武士)

 残雪期であっても頂上までは約五時間で登れる山が、この日は9時間歩いても行程の2/3にあたる稜線上に出られませず、樹林帯で夜を迎えた事と、発達した低気圧がもたらす降雪となり、山の形状と地図との確認が不明瞭となり、有視界行動が最早断念せざる状況と相成ったのでござる。

 しかしこの日は些か気が萎え申しました。
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 適当な広さの場所を見つけて、ビバーグでござる。

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 そとは寒くても、テントの中は極楽でござります。

 この晩は、降る雪を見ながらこの晩はブランデーをチビチビ。

 翌朝
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 本来大降雪の晩は、定期的に雪掘りが必要でござります。でないとテントが埋没してしまい、エラい事になるでござるが、昨晩の風とこのビバーグしたポイントの状況からその必要はないだろうと踏んで、爆睡を決め込んだでござるが、予想どおりござった。
 
 さて出発
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 昨日のラッセルが応えた感じの紘武士君。
 しかし一度外に出れば、この通りにござる。
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 テントを撤収している最中、一時晴れ間がござりました。
 あっ晴れるのかな?温かいなぁ〜そんな陽光を見た時、其れがしは下山を判断致したでござる。
 連続でしかも段階的に強度を増す、発達した低気圧等が通過する際、雪山では太陽が優しく輝いて見える一時がござります。
 「魔性の笑顔」と其れがしは名付けております。
 この晴れに騙され登攀を続ければ、間違いなく吹雪と降雪の洗礼を受け、場所や場合によっては幾日か行動停止を余儀なくされまする。
 魔性の笑顔を冬山の空で見た時、其れがしはもの凄く臆病になるでござる。
 そしてこの日。
 行動開始直前より、再び風まじりの雪になったでござります。
 

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(二人でおやつ)



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高度を600mも下げれば雪は霙に変わり、こうなりまするとアウターの防水性が問われまするが、この度驚いたのがこのOTTEのジャケの防水性の凄い事、凄い事!
 五時間以上も霙に晒さ続けても、ジャケの中は完全ドライ!!!
 外側も軽くウエッティな程度が持続!誠に良き品にござります!!

 そして登山口のキャンプ場(BC)に降りたのでござります。
 
 うんでBCでは・・・
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 タップリご飯を食べてその後は、
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 温かくして、まったりタイムでござります。
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 何ともはや「敗退」と言うやつですかのぉ〜。
 少々現場の状況を楽観し致していた事も然りでござりますが、雪山の夜歩行は久方ぶりながら、様々な事も学んだでござります。
 この教訓は確と活かして行きとう存じます。
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by mononofu009 | 2009-03-07 17:44 | 山の話