2011年 12月 31日
伝説の行者

「犬を具足に入峰し・・・」
これは、鬼を使役とし、日に千里を駆け、孔雀王の呪経を自在に操ったとされます山岳信仰の開祖、伝説の行者、役小角(えん の おづぬ)殿の、修行スタイルを表した言葉で御座います。
役行者は、飛鳥時代から奈良時代の御人で、大化の改新で施策され、後の大宝律令の骨子となる「飛鳥浄御源令」により、虐げられる民衆を、その会得した法力で、幾度も御救いになられたという、逸話が残っております。
故に、朝廷の逆鱗に振れ、伊豆に流配となりましたが、その間に各地を訪れ、特にお気に召された場所には、生国の大和国の葛木(現在の奈良県)や、修行場の熊野大峰に因んだ名がつけられております。
関東の秩父の山々もまた、役行者の修験場だったそうで、山名にその事が偲ばれます。
先日、神社に詣でましたその脚で、役行者が辿られた道を山歩して参りました。

その道の先には、役行者もいらしたであろう岩壁の一峰が有り、そこに奥宮が祀られております。
しかし・・・・・・・・

先年の時は確としていたのですが・・・・・・
今年の3/11のせいでしょうか、玉垣の一部が崩れておりました。
震源から凡そ400km離れた場所で、斯様な光景を目に致すとは、今更ながら、あの大地震の破壊力を痛感致した次第です。
また、原発の「冷温停止」をドサクサに紛れて発表する等、世情はともすれば、全ての被災者を蔑ろにするスキームに、向かいつつ有る様に感じられますが、其れがしは、この玉垣の損壊を見て、決して何も終わってはいないのだと、確と思うたで御座ります。

「禍福はあざなえる縄の如し」と申します。
もうすぐ迎えまする2012年。
願わくば、本年の禍いが転じて皆々様、そしてこの国が、至福に満たされる事を、心から願うばかりにございます。
伝説の行者が行脚した山並みを前に、一層、その思いを強う致しました。
擱筆の前に。
mason殿、I川博士、イワン殿、くた殿、KAZ殿、虹殿、インプ殿、ジャイアン殿、そして御館様、本年も大変お世話になりました、皆々様に、心より御礼申し上げますると共に、どうか皆々様、良いお年を御迎え下さい。
そして来年もまた、変わらぬ御愛顧の程、心よりお願い申し上げまする。
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# by mononofu009 | 2011-12-31 02:28 | 山の話 | Trackback | Comments(2)


























































